氬─アスペの気構え

略歴:1999年生まれ。北海道出身。中2のとき自閉スペクトラム症(ASD)、社交不安障害(SAD)と診断。北海道大学。2018年2月28日からアマゾンkindleに電子書籍配信。Twitter:@ShotaroKindle 旧『アスペルガー大学生』

発達障害と優生学

最近通学中にフリー百科事典『Wikipedia』を読むことにはまっています。「優生学」のページを読んでいたところ、発達障害に関連する興味深い内容があったのでツイートしました。

 

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人の優劣は定義できない

 

  • 何が劣っていて、何が劣っていないかに関する科学的なコンセンサスは存在しないし、それは社会または個人の選択を超えた問題である。
  • ある条件において劣っていると見なされるものは、別の条件では劣っているとは言えない。例えばマラリア病原虫結核菌に対する抵抗を示す遺伝子は、ヘテロ接合型である場合には病気に対する抵抗性を持つ働きをするが、ホモ接合型である場合には鎌状赤血球症テイ=サックス病を引き起こすという事例がそうである。
  • 障害を抱えながら成功する人は少なくない。
  • ニコチン酸欠乏症ハンセン病など、初期の優生学が遺伝として見なした症状の多くは、現在では完全または部分的に遺伝以外の原因で起こることが判明している。 出典:優生学 - Wikipedia

 

優生学というとナチスのイメージが強く、現実味のなさからあまり興味を持っていませんでした。でも「社会にとって障害者とは?」を考えるという点で「優生学」の歴史を学んでみるのもいいな~と気づかされました。

 

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