アスペルガー・自閉症は「ゲーム脳」に似ている
2019年5月25日、世界保健機構(WHO)は「疾病及び関連保健問題の国際統計分類第11回改訂版(ICD-11)」に記載されている「ゲーム障害」を精神疾患と正式に認定し、大きな話題となりました。
「ゲーム依存」は社会問題だけど、「障害」と認定するにはやはり賛否両論があるわけですね。
「ゲーム障害」とは話は変わりますが、自閉スペクトラム症(ASD)の症状は「ゲーム脳」で上手く説明できるのでは?と僕は個人的に思っています。
アスペルガーが変化を嫌う、自分のタイミングにうるさい理由━ゲームで例えると「わざとイベントを回避していた」
RPG系のゲームをやっていると、わざとイベントを起こさないで遊ぶことありますよね。商売要素があったり、カジノまたはミニゲームがあったりすると、本編そっちのけでやり込んでしまうことがよくありました。これは多くの方に共感していただけるのではないでしょうか。
これが現実世界だと
- 頑固
- 共感に乏しい
- 自分のルールに忠実
- 上から目線なことがある
- 意図していない変化を嫌う
- 気が向いたらとことんやる
- 失敗するとすぐやる気をなくす
- 同じことを何度もする・しつこい
- 自分のことでも他人事のように振舞う
- 人を「人」として認識することができない
- リセット癖がある、分が悪くなるとすぐやめてしまう
- 普段は効率を重視しているのに単純作業に没頭するときがある
という形で表れている。
こう考えると気ままな自由人にしか見えないかも知れませんが、そういうわけでもないんですよね。
ASDは自分の創った世界のルールに従っている。
ゲームのシナリオという概念にしたがって人生を「プレイしている」。
例えるならば「常に透明なVR機器を装着している状態」でしょうか。これが他人との壁であると。
- 客観視しているようでしていない
- 主観的なように見えて「自分の意思」は特にない
自分でもよく分かってませんがこう考えるとアスペルガーが自閉症の一種とされているのも分かる気がします。
長所とも短所とも取れるのが強み
この考え(?)のメリットを挙げるとすれば、「自分は数年後にこうなっている」と決めたらそうなるように挑戦する、といった感じでしょうか。単なる思い込みといったらそれまでですが。
「一度決めたら絶対その通りに行動する、そうなるように行動する。」
長所とも短所とも取れるものは使い勝手がいいですよね。発達障害についても、自分に都合よく捉えるのも精神衛生上好ましいのではないでしょうか。他人に押し付けるのはいけませんが、思うのは自由です。
ASDが変化を嫌う理由には感覚過敏もある?
ASDは自分が意図しない変化を嫌う。絶対これも並行してやった方が効率がいいのにやりたがらない、無駄に時間をかけることがある。
~小学生時代の話~
話は変わりますが、小学生の頃はおかずを全部食べた後に白飯を食べていました。「白米が大好きだから楽しみをとっておきたい」というわけではなく、「三角食べ」が出来なかったのです。当時は「白飯を汚したくない」という思いが強く、おかずごとに箸を変えていました。ご飯とおかずが同時に口に入っているのも気持ち悪く感じていた記憶があります。今は普通に食べているのですっかり忘れていましたが、これは異常ですね。これは「こだわり」もあったと思いますが、感覚過敏が元の原因だと分析しております。
当時は「タラコだけ食べるな!米も一緒に食べろ!」「箸何膳も使うな!」とよく言われていました。
この食べ方は誰の真似をするまでもなくやってましたからやはり生まれつき、ASDの特性だからと言っていいでしょう(体験談)。別にダメなことではないでしょうが、問題があるとすれば胃の負担ですね。普通に暮らしているつもりでも、こういった小さな普通でない行動が積み重なって心身の健康を損なうことも考えられるわけです。これはASDに限った話ではないですが、「商品の使い方を守っていないせいで有害物質を吸引し続けていた」「ずっと座り続けていたせいでエコノミー症候群になり、死亡」とかありますよね。
実際にASD、自閉症の方は健常者の平均寿命より平均18年も寿命が短いと言われています。
「対人関係の形成が難しい」「ことばの発達に遅れがある」「想像力や柔軟性が乏しく、変化を嫌う」という基準で診断される自閉症スペクトラム(ASD)患者は、健康的な人の平均寿命と比べて平均18年も寿命が短いということを示す研究結果をスウェーデンのカロリンスカ研究所が発表しました。引用:https://gigazine.net/news/20160405-autism-spectrum-short-lived/
- 残念なことに、寿命が短い主な原因は「自殺」である
- 自閉症の遺伝的要因だけでなく、社会的要因も早期死亡率に影響を与えているかもしれない
電子書籍にも体験談は色々書いていますが、体験談だけでもまだまだ書いてないネタはあると再認識しました。いずれ、今まで書いた内容をしっかりまとめ直したいですね~。
まとめ
ASDの特性は長所とも短所とも取れるものが多く、その自己矛盾に苦しむこともある。しかし、それが主体的に生きる上では武器にもなり得る。
例:アスペルガーは相手と同じ目線で考えることが苦手→逆に言えば全体の秩序の乱れに敏感
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