「適者生存」と「弱肉強食」は違う。「適応力」と「我慢力」「受容力」は違う。
これは不満や批判というわけではありませんが、Twitter上には「社会適応力」=「頭の良さ」という風潮が、少なからずあるように見受けられます。
- 社会適応力とは...
- 頭の良さとは...
- 才能とは...
殆どの方は一度は考えることだと思いますが、
- そんなこと考える意味がない
- あまり考えたくない
と思いがちなのではないでしょうか。
「計算力」「記憶力」「文章力」「思考力」など指標は他にもある
ということは言うまでもないと思いますが、
果たして「社会適応力」=「頭のよさ」なのでしょうか?
「適応力」がなければ「計算力」「記憶力」「文章力」「思考力」があっても「頭がいい」とはいえないのでしょうか?
もちろん完全に間違っているとは言えませんが、そうとも限りませんよね。
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「発達障害」は社会問題であり、多様性であり、アイデンティティである
知識が良識ある判断においては妨げになることがある
「発達障害」は障害でもあり、社会問題でもあり、多様性でもあり、個性、概念、思想、アイデンティティでもある。
僕は「当事者それぞれの特性」の話と「発達障害の捉え方」の話は別枠として考えるべき、とTwitterを通して気づくことが出来ました。
特に服薬、当事者が困っていることについての話では頭の中にある「自閉スペクトラム症(ASD)」や「注意欠如・多動症(ADHD)」の知識ではなく、当事者の声を基に考える必要がある。
知識・常識が邪魔になって当事者の声が届かないことが今まで数えきれないほどあったのではないか。
- 今の常識は昔の非常識
- 今の非常識は未来の常識
なんてことは、科学の世界でも普通にあるのです。
次に引用しているのは理論物理学者「アルベルト・アインシュタイン」の名言です。
Common sense is the collection of prejudices acquired by age eighteen.
常識とは、18才までに得た偏見のコレクションである。
Imagination is more important than knowledge. For knowledge is limited, whereas imagination embraces the entire world, stimulating progress, giving birth to evolution.
想像力は知識よりも重要である。知識に限界があるが為に、想像力が世界をとりまき、発展を刺激しつづけ、進歩に息を吹き込みつづけているのだから。
「知識でしか物事を判断できない人は想像力がない」
「知識が良識ある判断においては妨げになることがある」
僕はよくこれで痛い目に遭っていますが、
一つ目の名言に至ってはアインシュタインの名前を出すまでもなく広く浸透している印象です。
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若者が政治的な意見を表明するメリットはあるのか
今更ですが、7月21日は参院選投票日です。「若者よ、選挙に行くな」と題した動画が話題になってますね。
3人のシニアの男女が「あなたたちは選挙には行かない」「だから私たちが政治を動かしているの」「あなたたち若者は存在しない人」「いつまでも『ゆとり』『さとり』と開き直ってなさい」などと次々と挑発ーー。
「若者よ、選挙に行くな!」と逆張りのメッセージで若者に投票を呼びかけるキャンペーン動画だ。
ちなみに僕は投票に今まで一回だけ行ったことがありますが、死票(落選した候補者に投票すること)でした。
Twitterなんかでも、選挙の影響か自分の政治的スペクトルを診断してくれる診断ツールのツイートが散見されていますね。
今回は「若者が政治的な意見を表明するメリットはあるのか」について、思ったことをこの機会に整理してみたいと思います。
- 政治的スペクトル
- 投票には「何となく」行こう
- 若者世代は「浮動票」であれ
- まとめ
- 電子書籍について
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発達障害と優生学
最近通学中にフリー百科事典『Wikipedia』を読むことにはまっています。「優生学」のページを読んでいたところ、発達障害に関連する興味深い内容があったのでツイートしました。
人の優劣は定義できない
- 何が劣っていて、何が劣っていないかに関する科学的なコンセンサスは存在しないし、それは社会または個人の選択を超えた問題である。
- ある条件において劣っていると見なされるものは、別の条件では劣っているとは言えない。例えばマラリア病原虫や結核菌に対する抵抗を示す遺伝子は、ヘテロ接合型である場合には病気に対する抵抗性を持つ働きをするが、ホモ接合型である場合には鎌状赤血球症やテイ=サックス病を引き起こすという事例がそうである。
- 障害を抱えながら成功する人は少なくない。
- ニコチン酸欠乏症やハンセン病など、初期の優生学が遺伝として見なした症状の多くは、現在では完全または部分的に遺伝以外の原因で起こることが判明している。 出典:優生学 - Wikipedia
優生学というとナチスのイメージが強く、現実味のなさからあまり興味を持っていませんでした。でも「社会にとって障害者とは?」を考えるという点で「優生学」の歴史を学んでみるのもいいな~と気づかされました。
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