アスペルガー大学生

略歴:1999年生まれ。北海道出身。東京に住んでいたこともある。中学校2年生のときに自閉スペクトラム症(ASD)、社交不安障害(SAD)と診断される。2022年現在診断名はアスペルガー症候群(ASD)のみであり、スキゾイドパーソナリティ障害の可能性もあると考えている。小学生時代に2度の引っ越しと両親の離婚を経験している。一年の自宅浪人を経て北海道大学に入学する。2018年2月28日からアマゾンkindleに電子書籍配信。Twitter:@ShotaroKindle

承認欲求は欠乏欲求であり、自己実現欲求は「謎の使命感」である

  • 発達障害と左利き】発達障害は個性なのか?
  • 承認欲求は欠乏欲求であり、自己実現欲求は「謎の使命感」である
    • 自己有用感の積み重ねが自己肯定感
    • 自己実現とは何か
    • 自己有能感の形成について

 

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 理性とは感情のカテゴライズ能力であり、論理のキュレーション能力である。

  • キュレーション能力とは「まとめる能力」である
  • 赤ちゃんの感情はどのように発達していくか
  • アスペルガーは論理のキュレーションは得意だが感情のカテゴライズが出来ていない
  • 感情のカテゴライズは出来ているけど論理のキュレーションが出来ていない

 

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謙遜は人間には当たり前だが、子どもには当たり前でない。謙遜は悪を知ってからでなければ身につかない。

--ジャン=ジャック・ルソー

出典:子 - Wikiquote

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【価値観の多様性】ハイコンテクストとローコンテクストについて

  • ハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化
  • ハイコンテクスト社会を生き抜くための必須スキル:「以心伝心」と「忖度」
    • 以心伝心はテレパシー?
    • 広く信じられているからといって正しいとは言えない
  • ローコンテクストな社会では、互いの価値観よりも論理を重要視する

 

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説得をしたいなら、論理を用いるのではなく、利益について話せ。
Would you persuade, speak of Interest, not of Reason.

出典:ベンジャミン・フランクリン - Wikiquote

 

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【李徴と青葉真司】病的な自尊心は精神を蝕む 「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」について

  • 虎になる素質「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」とは:病的な自尊心は精神を蝕む
    • 虎になった理由:「虎」は「呪われた自尊心」の象徴であった
    • 青葉と李徴:「病的な自尊心」とは何か
  • 統合失調症は都合の良い病気なのか、精神障害者は犯罪者予備軍なのか

 

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中島敦 山月記、名人伝、悟浄出世、弟子 他【電子書籍】[ 中島敦 ]

 

人間であった時、己は努めて人との交わりを避けた。人々は己を倨傲だ、尊大だといった。実は、それが殆羞恥心に近いものであることを、人々は知らなかった。勿論もちろん、曾ての郷党の鬼才といわれた自分に、自尊心が無かったとは云わない。しかし、それは臆病な自尊心とでもいうべきものであった。己は詩によって名を成そうと思いながら、進んで師に就いたり、求めて詩友と交って切磋琢磨に努めたりすることをしなかった。かといって、又、己は俗物の間に伍することも潔しとしなかった。共に、我が臆病な自尊心と、尊大な羞恥心との所為である。

出典:中島敦 山月記

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キルケゴール『死に至る病』:自己嫌悪感は自己愛から生じる

  • 自己肯定感を捉える3つの視点
    • 自己愛(ナルシシズム
    • 自負心(プライド)
    • 自己受容(アクセプタンス)
    • 参考:自己愛・自負心・自己受容の組み合わせ8パターン
      • 自己肯定感がある人(自己愛:〇、自負心:〇、自己受容:〇)
      • 自己肯定感がない人(自己愛:✖、自負心:✖、自己受容:✖)
      • 自己愛しかない人(自己愛:〇、自負心:✖、自己受容:✖)
      • 自負心しかない人(自己愛:✖、自負心:〇、自己受容:✖)
      • 自己受容しかない人(自己愛:✖、自負心:✖、自己受容:〇)
      • 自己愛が欠けている人(自己愛:✖、自負心:〇、自己受容:〇)
      • 自負心が欠けている人(自己愛:〇、自負心:✖、自己受容:〇)
      • 自己受容が欠けている人(自己愛:〇、自負心:〇、自己受容:✖)
  • 「自己受容」は軽視されがち
  • 自己愛と自己受容:自己嫌悪感は自己愛から生じる
    • 【自己肯定感が注目される理由】
    • 【対立する概念】自己有用感と自己肯定感
  • 【自尊心に関する研究】発達障害と自己肯定感の因果関係
    • マシュマロ実験 とは

 

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キェルケゴール『死に至る病』 (哲学書概説シリーズ) [ 山下秀智 ]

 

キルケゴールの「死に至る病」とは「無条件に自分を否定する病」つまり「自己喪失」ではないか?

 

人間とは精神である。精神とは何であるか。精神とは自己である。自己とは自分自身に関わる一つの関係である。

出典:セーレン・キェルケゴール - Wikiquote

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