最良の血は、いつか馬鹿か蚊に宿ることとなる。
RADWIMPS野田洋次郎さん「お化け遺伝子を持つ人たちの配偶者はもう国家プロジェクトとして国が専門家を集めて選定するべき」
前も話したかもだけど大谷翔平選手や藤井聡太棋士や芦田愛菜さんみたいなお化け遺伝子を持つ人たちの配偶者はもう国家プロジェクトとして国が専門家を集めて選定するべきなんじゃないかと思ってる。
— Yojiro Noda (@YojiNoda1) July 16, 2020
お父さんはそう思ってる。#個人の見解です
どう考えても炎上する、むしろ狙っているのではと思ってしまいますね。
野田 洋次郎は、日本のシンガーソングライター、俳優。ロックバンド・RADWIMPSのボーカル、ギター担当であり、ほとんどの曲で作詞・作曲を手掛ける。ソロ活動の名義は「illion」。東京都出身。身長180cm。血液型はA型[3]。慶應義塾大学環境情報学部中退。
野田氏が言っていることはまさに「優生思想」であり、一歩間違えると相模原障害者施設殺傷事件を起こした「植松聖」のような考え、あるいはナチスのような「選民思想」「人種主義」に行き着いてしまうわけです。
実際にSNSでの反応を視ても、「優生思想だ」という批判が多数見受けられました。
SNSでの反応
野田洋次郎さんの直球優生思想ツイートが流れてきて、そのお考えがまかり通るのは愛も恋も否定される世界だけど、お仕事柄大丈夫ですかと心配になった
— ぬえ (@yosinotennin) July 24, 2020
野田洋次郎の例のTweetに対するリプの中で「人間は黒毛和牛じゃないんだよ」はなかなか秀逸やと思った。
— 大久保 賢一 (@kenichi_ohkubo) July 25, 2020
「25コ目の染色体」「五月の蠅」「前前前世」など"たとえ姿形が変わろうとも継承される何か"に対する強烈な執着から明らかなように、野田洋次郎は重度の遺伝子フェチ。当然それは容易く優生思想と手を組むけれど、「遺伝子レベルで君が好き」というラブソングをずっと歌ってきた人だからさもありなん。
— clark (@since_i_left_U) July 25, 2020
野田洋次郎はときどき「その考え方は中学生の時に卒業しとけよ」って発言で炎上してしまうので頭抱えてしまう。
— じゅぺ (@silverlinings63) July 25, 2020
野田洋次郎氏の発言で何がキツいって実際の人名挙げてることなんだよな。
— Vitya(ryo-a) /d-pnd (@geo_vitya) July 25, 2020
藤井棋聖や芦田さんは決してキャラクターではなく人間なのでパートナーがいる可能性も普通にあるし、有名人からこういう発言が出てくると本人もパートナーもしんどくないですか……
野田洋次郎、こんなこと言っていたのか……優生思想であることはもちろん、婚姻の自由の侵害でもあるし、そもそもヘテロ前提、子どもを産むこと前提の考え方で、びっくりするな……「冗談」だと言っているけど、「冗談」でもイヤだな…… https://t.co/1rTJeEsnj5
— おなか (@HNamachiri) July 25, 2020
正直、野田洋次郎が優生思想ツイートしたのは「ああ、私とは考えが違いますね」という感じなんだけど、それを「冗談」と言って誤魔化そうとしたことの方に、より嫌悪感を持った。
— かつて敗れていったツンデレ系サブヒロイン (@wak) July 25, 2020
優生思想を巻き散らしたくせに冗談だからと逃げる野田洋次郎って、お笑い芸人がネタで人種差別とか同性愛差別をやっても「ネタじゃん」で済ませるんだろうな。
— chocolat. (@chocolat_psyder) July 25, 2020
※「優『性』思想」と書いている方が意外にいましたが、正しくは「優『生』思想」ですね。
優生思想の再来
もちろん個人の考えまで否定することはできませんが、芸能人という影響力がある立場にありながら公式アカウントでこのような発言をしてしまうことが、いかに「優生思想の再来」が身近にあるのかを物語っているのようにも感じました。
別にこの発想自体は誰にでも思いつくものでしょうし、「国が選定」云々は論外としても「より優れた遺伝子を残したい」と個人で考えること自体はごく自然なものでしょう。
逆のパターンとして
「自分の子供が障碍者だと事前に判明した場合、その子を産まない判断をする」
これもまた、認められるべきでしょう。
でもこれを国家がプロジェクトとして行おうものならまさに「ナチスの人種主義」ですよね。
個人的選択として「障害者を産みたくない」があっても社会が「障害者は産むな」と言ってはならないように「個人が選択すること」と「社会が決めるべきこと」は違う。
— S-kindle☽ASD☘アスペルガー大学生 (@shotaro_kindle) August 31, 2019
悪意はなくとも、上手く説明出来なければ優生思想に誤解されかねないのが #発達障害 の難しさなのかも知れません。
ここで植松死刑囚と野田洋次郎氏を並べて書くのはかなり失礼かも知れませんが、あえて並べてみたのは
「誰にでも素質がある」
「ふとしたきっかけで誰でもこのような思想を持ってしまう」
と思ったからです。
これ以上書くと「誹謗中傷」と言われそうなので自重しますが、
「この人が歪んだ考えの持ち主なんだ」
「こんな考えを持つなんて馬鹿だな」
「時代錯誤だ」
で済む話ではないということです。
「失言」に対する批判
勝手ながら少し擁護してみると、野田氏はシンガーソングライターとのことですからその過程で「優生思想」諸々の領域について調べたりしていたのかもしれません。
それで偏った知識を得てしまい、それが固定観念として定着してしまった。
特殊な状況でのみ当てはまることを一般化してしまった。
みたいなことも考えられます。
実際、今回の批判の声も発想自体を批判している、というよりは「失言」したことに対するリテラシーのなさに対する批判が大多数を占めていたように感じます。
あと、あえて野田氏が「お化け遺伝子」という言葉を使ったのも「ちょっとした思い付きで言ったんだよ」という意味を暗に込めていたのかもしれませんね。
しかし「冗談」では済まされない発言なので炎上したわけですが。
個人的意見ですが、このツイートに対して「優秀な遺伝子を掛け合わせてもその子供が天才になるとは限らない」みたいなツッコミを入れるのは所謂「クソリプ」、的外れな批判になってしまうのかもしれませんね。
※野田氏のツイートに関連して別のツイートをいくつか引用させていただきましたが、それに対する言及ではありません。
最近はオンライン授業が続いてブログ更新が長らく途絶えておりました。結局100日以上本ブログは放置されたわけでありますが、読者数が全く減っていないことが意外でしたね。